ウェブ2.0や日本版SOX法への対応でますます問われる経営の「品質」 日経情報ストラテジー編集長 多田和市氏

その意味で、2007年以降、ますます問われるのが、現場社員の「底力」だと思います。土地バブルやITバブルを乗り越えた企業は、例外なく現場社員の「底力」があります。その代表例が、トヨタ自動車です。
「一人ひとりの社員が常に危機感を抱き、深い問題意識を持って自ら経営課題を見つけて、自らその解決策を考えて、自ら動く」という組織。・・(中略)・・
 トヨタに学ぶ企業が増えていますが、トヨタ流企業改革を導入してもなかなか成果を出せていないという現実があります。その理由を突き詰めていくと、企業風土の問題にぶち当たります。

考えた人が動こうとしたときに動ける組織にしたいもんです。