JSR220(EJBCore) 2.1.全体としてのゴール
エンタープライズJavaビーンズ(EJB)アーキテクチャは以下のゴールを持っています。
・EJBアーキテクチャは、Java言語におけるオブジェクト指向のビジネスアプリケーションの
作成において標準となるコンポーネントアーキテクチャになること。
・EJBアーキテクチャは、Java言語における分散ビジネスアプリケーションの
作成において標準となるコンポーネントアーキテクチャになること。
・EJBアーキテクチャは、Webサービスの開発、配備、及び使用をサポートすること。
・EJBアーキテクチャはアプリケーションの記述を簡単にすること。アプリケーション開発者は
下位レベルトランザクションと状態管理の詳細、マルチスレッド、コネクションプーリング、
その他複雑な下位レベルAPIについての理解を必要としないこと。
・EJBアーキテクチャは、Java言語の"Write Once, Run Anywhere"理念をフォローすること。
エンタープライズビーンは一度開発したらソースコードの変更とリコンパイルなしに
複数のプラットフォームにデプロイできること。
・EJBアーキテクチャは、エンタープライズアプリケーションのライフサイクルの
開発、デプロイ、実行環境の側面を解決(address)できること。
・EJBアーキテクチャは、実行環境において相互運用するコンポーネントを開発及び配布する
複数のベンダーにとって有用なツールたりうる規約を定義するものであること。
・EJBアーキテクチャは、他のベンダーのツールを使用してコンポーネントを組み合わせた
開発でのアプリケーション作成も可能にすること。
・EJBアーキテクチャは、エンタープライズビーンとJavaプラットフォーム(JavaEE)コンポーネント
(非Java言語アプリケーションも同様に)間の相互運用性を提供すること。
・EJBアーキテクチャは、既存のサーバープラットフォームと互換性があること。
ベンダーは既存成否印をEJB対応として拡張して対応できるようにすること。
・EJBアーキテクチャは、CORBAプロトコルと互換性があること。
EJB3.0リリースの目的は、これらのゴールを達成し続けることと、エンタープライズ
アプリケーション開発者の視点から複雑さを除去しEJBアーキテクチャを発展させることの両方です。